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オレオレ名誉毀損と実名論への不信

 実名論って、なぜかオレオレ名誉毀損と一体なんだよね。

 例えばこんなの↓

有害情報とフリーライダー

ただ、2ちゃんねるのような違法情報は、まだ問題がわかりやすい。むずかしいのは、違法とまではいえない有害情報だ。たとえば、ブログの「炎上」や「はてなブックマーク」などを使ったいやがらせである。悪質なコメントについて、はてなに抗議すると「権利侵害ではないので削除はできない」と回答してくる。「警告もしないのか」と質問すると「表現の自由」を持ち出す。これはナンセンスである。表現の自由とは公権力との関係で問題になるもので、はてながアカウントを削除しても他のサービスを使えばよい。


 だからといって「オレが名誉毀損だと思うから名誉毀損だ」というのは通らない。状況に応じて判断されるべきだし、法治国家かつ民主国家である以上、何が名誉毀損かというのを判断するのは裁判所であるべきでしょ?
 池田センセイがおっしゃっているのはいわばオレオレ名誉毀損ですな。言いづらいですが。


はてなが慎重になる理由

 
 
 ちなみにはてながこの手の対応に慎重になっているのはおそらくはウェディング事件の前例があるから。
 これは株式会社ウェディング(現セリュックスラヴァーウェディング株式会社)がはてなダイアリーを含めたいくつかのサイトに圧力をかけ、問題となった事件。
 
 事件の経緯についてはウェディング問題を考える会を。また、対象となったはてなダイアリーはこちら

 このとき、はてなの対応はかなり批判されていて、その結果としてはてなの対応が慎重になっている面はあるとはおもう。
 それに、こういう事件はウェディング問題以外にもいくつもあって、その影響でネット全体の反応も一部過敏の側に振れている面は否定できない。
 とはいえ、言論の自由に関しては鈍感よりも過敏のほうが健全なんだけどね


批判すること自体を許さない人たち



 もっとも池田センセイのターゲットとしてるのは、「自分に対して批判すること」そのもののようで。

 gooブログの品質管理というエントリーでは

 (*)匿名のつもりでも、きのうの記事について自分のコメントを否定するサイトにリンクを張った荒木圭典のような間抜けもいる。こういうイナゴの実名は、わかり次第、今後も公表する。


 とぶち上げているんだけど。
 まあ、そもそもこの人が実名でブログを書いている人だというのはとっくに指摘されているとおりだし、それって下手すりゃ脅迫だしそもそもgooの規約違反ちゃうか? というのはあるんだけど、そもそもその荒木圭典さんがリンクを張ったサイトというのはGRAPEというスーパーコンピュータを作った研究者がPCクラスタのような並列計算型のスーパーコンピューターについて述べたサイトなんですが?

 こういうのはイナゴではなく適切なポインタ、というのでは?
 

威嚇のための実名制?


 こういうことは言いたくないけど、実名制を唱える人たちというのはこんな風に「オレの名前にかしこまらない連中が許せん」というのがほとんどなんだよなー。

 正直なところ、実名制になれば自分は圧倒的に有利な立場に立てるという目論見があるとしか思えないし、実名制に対して反発が大きいのも結局のところ、実社会の「古臭い」階層秩序をネットに持ち込んで甘い汁を吸おうとしているのではないか? という見方があるからだと思う。

 そもそも、言論に「署名」がついていればトレースできるわけで、それに対して実名か否かという「価値観」をもちこむ意味が理解できない。
 
 あなたの唱える実名制は、威嚇のためのものなんですか?
  

― by 狩田英輝 @ 12:28 pm comment Comment [0] ping TrackBack [0]
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