一般社会と魔法使いの共存を目指して作られた実験施設「アバロン学園都市」。ここに入学することになった周防千里は、一般常識が通じない学園生活を送るはめになっていた。
今日も今日とて、授業はなぜか魔法を使ったサバイバルゲーム。しかも、アジャスタントト(一般人が魔法使いとうまくやっていくための一種の使い魔)とであるクフィールとリンクしようとしたところ、実は生理中であることが判明して…
あらすじでどん引きしそうになるけど(^^;) 多分、というか間違いなくこれには元ネタがある。
攻殻機動隊の原作の、電脳空間でレズプレイ中の少佐にバトーが接続してしまい、性別の異なる体に由来する感覚を受けて苦しむというシーン。それじゃないかな?
懐かしいと思った人は手を素直に挙げるように。
もともと、まじしゃんずあかでみぃというシリーズそのものがそういうネタを詰め込む、あるいみ悪ノリ全開が持ち味みたいなもので、特にまかでみックスシリーズでは他にもあちこちで妙なゲストがうろちょろしていたりする。そもそもアジャスタントのテジャス自体「ファルチェ」だしね。
ただ、今巻では二つ特異な点があって、一つはコミック版のエピソードを思いっきり受けていること。まあ、これは悪ノリの極め付けみたいなものだけどね。
そしてこの攻殻機動隊ネタが一つの柱になっていること。
いままでのようによく言えばつるべ打ち、悪く言えば使い捨てでネタを詰め込んでいくのではなく、メインテーマと関わる柱にしていくあたりが非常に新しい。
んで、「このころの」士郎正宗作品が大好きな狩田としては非常に嬉しいw
二つの柱
元々、榊一郎の作品には二つ特徴があって、一つはもちろん今更いうまでもなく戦闘メイド。彼の作品には隙さえあればメイドさんが出てきて、高い確率で高い戦闘能力を持っている。
そしてもうひとつが、異にして異なるものとの接触。
例えばデビュー作品である「ドラゴンズ・ウィル」では、ドラゴンという異物の中でも変り種と少女との交流がメインだったし、しっかりと戦闘メイドも出てきている。
もともと、単なる文化にせよ種族にせよ異なるものとの交流というのはたいへんなもので、さらにその中でも変り種との接触となると本気でどうなることか。
さらに、まかでみックスシリーズは、元々一般社会とは隔絶したところにすんでいた魔法使いが、一般社会に再び出て行くための実験施設が舞台の学園もの。つまり異文化コミュニケーションの最たるもので、しかも主人公自体、二つのアジャスタンをもつという特異な立場にある。
そして、アジャスタントのクフィールは本来使い魔に必要ない生殖能力を持っている。
それと完全に感覚をリンクするということは、まず人間を超える身体能力と、別の性別の身体感覚の二つを同時に体験するということ。
究極の異文化コミュニーションなんだよね。
糸は何をつなぐのか
一方で主人公のもうひとつのアジャスタントであるテジャスは今のところ単なるエロ要因兼デウス・エクスマキナというかぶっちゃけ空気なわけだけど、このテジャスの役割というのはその正体と同じく糸なんだと思う。
例えば製作者の名前を取っているらしい苗字が「ファルチェスク」なの前作となる「まじしゃんず・あかでみぃ」とのリンクなんだよね。
台詞はないけどリンク先(笑)も登場しているし。
このまま空気で終るのか、それとも糸の役割としてどこかにつなぐのか。
一見、どまでも丸いいつもの白榊と見せかけて実はかなり違った方向になってきているんで、予断は許さないとはいえ結構期待してる。
化けてくれよ〜。
































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