ライトノベルを中心に広く展開している榊一郎の早川書房デビュー作。
榊一郎版アップルシードです、どう見ても。
地球上で繰り広げられた戦争の終結後、軌道エレベーター直下に作られた平和都市。しかし、その中には埋め火のよう戦争の残滓が残っていた。その火が燃え上がるのを防ぎ、無かったことにすることで平和を維持する特殊部隊、ザ・ジャグルの物語。
この人のオリジナル作品ではファンタジーだろうがコメディだろうがお構いなしに登場する市街戦特化の治安維持用特殊部隊を前面に押し出した話。
結果的になんだけろうけど、それが冷戦時代に連載が始まったアップルシードの時代背景に依存した部分を、冷戦終結後の、そして9.11事件後の時代にあったアップデートをした形になっていると思う。
惜しいのは、この時代のジャーナリストのコンビの使い方が微妙にうまくないことかな? 今までには無かったタイプの立ち居地とキャラなんで、多分慣れればこなれていくとは思うけど。
January 25, 2010
榊一郎版アップルシード「ザ・ジャグル 汝と共に平和のあらんことを I」
― by 狩田英輝 @ 10:38 am
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