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正義感や倫理を利用したプロパガンダ手法について

 正義感や倫理観を利用したプロパガンダは基本といっていいと思う。「○○という悪いことをしている人のせいで□□という悪いことが起きている」というのはよく目にするよね?
 でも一見簡単そうに見えるこの方法、効果を挙げているケースばかりではない。それどころか、まったく同じロジックでも少し対象が違うだけで反応がまったく逆、というケースもある。この違いはどこにあるのか?

 結論から言うと、プロパガンダをかける対象にとって「悪役」にされる側が遠くかつ具体的で「被害者」が近い存在であればいい。これが逆だと、反感を買う。
 誰だって身近な人に同情したいのだ。正義や倫理観はその同情を裏付けるものでしかなく、けして主体ではない。

 例えば違法ダウンロード関連の話が反発を受けるのは、それが一部の悪いユーザーではなくネットユーザー全体を「悪役」と決め付けているからだ。一方で、一般的でメジャーな方のクリエーターは雲の上にいる遠い存在でしかないから反発を受ける。

 逆に言うと、プロパガンダをかけるならばまずは身近な存在を作り出すか見つけるかする所からはじめるといい。特にネットでは、あるユーザーの知り合いは身近な人だ。口蹄疫関連で「知り合いの酪農家から聞いた話によれば」というデマが流行ったのがいい例だろう。
 また、ネットだけに限っていうならば、オタ系クリエーターは尊敬されるが雲の上の存在ではないので、これを被害者とすれば広まりやすい。

 そして相手の属性は具体的に絞る方がいい。その方が敵をイメージしやすいからだ。だから、集団を悪役にする時には属性を絞ること。特定の国の人間、というレベルでは弱い。「○○人の違法ダウンロードユーザー」くらいまで絞れば効果的だろう。

 つまりまとめると、こんな感じのデマが「効く」。

「○○人の違法ダウンロードユーザーが煽るから違法アップロードする人が増えて、そのせいでゲームメーカーが大ピンチ!」

 こんな感じのデマ、そろそろ流行りそうだ

― by 狩田英輝 @ 01:28 am comment Comment [0] ping TrackBack [0]
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