【Book】こんな本を読んだ
◇
「メタルアジア2」(著
日高真紅 イラスト
鳥居大介 担当 川名良昌 装丁 田村宏[海月デザイン] 本文デザイン 株式会社エストール)
(Bk1)(
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「なンだかねェ。別の意味で、あんたも頑固だね。あんたが行きたいとねだれば、ハルさんは考えを改めるかもしれないって、思わないのかい?」
モリミは呆れたように、自分の膝に頬杖をついた。
「でも、それはハルの意志じゃないです」
「ああ、なんだ、そういうことかい。そういうワガママもあるンだねェ」
湯飲みのお茶をぐいっと飲み干し、モリミは意味ありげにニヤニヤと笑った。
(第一章 「ほ、ほんとに、百本くれるの?」より モリミ&エイル)
「虹」、「豆の木」、「チェシャ菜」という、どこまでも続くかもわからない三つの塔を中心に広がる町、メタルアジア。塔の地下には機械や様々な資料が埋もれた遺跡があり、周囲にはガラクタを養分とする機械花が咲き乱れ、住民に主食となるペレットを提供する。
そして、外の世界についてはだれも知らない。興味も持たない。
そんな世界にただ一人違和感を持ちつづける「主人公」。過去の記憶を失い、いつ住んだのかも解らないアパートに暮らし、誰もが美味しいと言うペレットを加工した食事をまずいと感じ、そして世界そのものも紛い物だと感じて。
そんな世界からいつか外に出るべくバイトに精を出す日々を過ごしていた「主人公」は、ある日、ふとしたきかっけから「ヒロイン」に出会う。行く宛てのない彼女と同居することになる「主人公」。しかし、やがて「ヒロイン」が世界の秘密に関わる存在だというのか明らかになっていき、同時に「主人公」の秘密もまた…。
というのが一巻の粗筋。典型的な異世界ボーイミーツガールなお話ですな。「主人公」がオンナノコだという点を除いて(^^;
で、2巻。
1巻で、人類最後の生き残りである事が判明した「主人公」、ハル。やはり同じような人類の生き残りを見つけるべく、準備を整えていた。「ヒロイン」の管理演算型バイオロイド、エイルもそんなハルを甲斐甲斐しく助けながらも、そばにいて欲しい気持ちをつのらせていた。
そんな時、持ち上がったのが賞金一億イェンのモーターレース開催。がぜん張り切るハルと憂いを隠し切れないエイル。
そんなエイルに対して、ハルが下したある決断。そして、街の外に出たハルが見たものとは…?
と言うお話。
つまりアレだ。
おまいらとっと結婚しなさい。
色々乗り越えて確かな絆を手にしたつっつーか、異世界ボーイミーツーガールものにおける「最初の冒険」後の、「確かな居場所を手にした仲良しな二人」がオンナノコ同士ってことで色々と歯止めがないっつーか、ぶっちゃけどうみても新妻なエイルと新婚ほやほや旦那さんなハルとの甘々生活が百合百合でとてもステキです。
だからなにその「私の天使」って。恥ずかしい台詞禁止!
ちなみに、台詞はエイルが正統派ヒロインのみが放てる必殺技「純粋にして黒き駆け引き-ピュア&ブラック-」を発動しているシーンでありますっ(^^)
ストーリーの都合上あっさりカタが付いちゃったのが惜しいが、まあ、素晴らしい百合っぷりを見せてくれたんで良しとします。
ていうか、サイドカーですよ? もう、二人の絆を強調するツールとしては定番にして最強クラスの。二人の呼吸がピッタリ合わないと真っ直ぐ進むのさえ難しいんですよ? お互いに体重あずけ合うようにするんですよ?!! 二人のダンスがとてもキレイなんですよっっっっっっっ!?
それをね、おしゃべりしながらナチュラルに操っちゃうんですよ? あとサイドカーにもたれあって肩持たせあって夕日見たりとか。
も最高です。たまりまへん。
で、百合抜きで見ても前回と比べて進歩しているなぁ、と。ある程度一巻で書いちゃった分妙に詰め込んだり急いだりした所が無くなって、のびのびと世界の様子がかけてる。
とくに世界の秘密を明らかにした後なんで、人類とバイオロイドの違いとか、主無き後の被造物…といっても難しいものじゃなくてねこめーわくみたいな感じ、アレがすごくよく出ているんだよね。
SFと百合に嗜好が合う人ならマジおすすめです。
■ イラスト・デザイン
表紙のデザインをしているのはファミ通文庫でも活躍中の人(
参考)
クーロンズスティグマの方は未読なんでそっちは確認してないけど、基本的にそれ以外はコナミノベルズ全部カバーデザインはこの人の担当。
面白いのは、コナミノベルズ同様、ファミ通文庫で口絵がマンガ仕立てになっているのは高確率でこの人が担当していたりすること。どういう経緯があったのかそれともなかったのかはわからないけど、いささか興味深い。
裏表紙のガード(パンダね)がグッジョブ。
本文の方は…マンガ的なイラストは面白いんだけどね、台詞が余計なような。本文では「文字」が多いんだから、さらに屋上屋を重ねなくても…。
149ページくらいかな、台詞がいいのは。25ページは半分だけ。シーンの適切さとしては良いのだけど、それだけに惜しい。ここは最低でもチキン以外の商品を勧める台詞でしょ? 多少無理目でも「チキンくんろ」を繰り返すくらいじゃないといけない程度の重要度はあるんだけど…。
もともと原案の人がイラスト書いているだけあってイラストの内容そのものは文句のつけようが無いし、枚数も非常に多いんでトータルで言うとかなり贅沢な使い方もできてる。それだけに微妙にピントがずれている所が惜しいなぁ。
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【text】メディアミックス2.0?◇
死んでたうちにボールが投げられてたみたいなので、シャナの映画化について。
とりあえず例の記事は
こっちです。
◇映画化のリスクにおける封筒裏計算
収支に関する基本的な計算は上記のリンク参照ということで。ただ、上記の場合はいわゆる深夜アニメのモデルなんで、劇場版だとちょっと事情は違うけど。
まず、制作費。一般的なアニメ映画の制作費用は高くても四億くらいとのこと。まあ、ぶっちゃけ「2期」を作るくらい? ただ、回収率が悪いというのが劇場版の特徴。
つまり、深夜アニメを三話一巻で二十四話ならば八巻。それが一巻になる。その分、赤字が出やすい。
映画館の興行システムの複雑さがどうとかという話を今更しなくても、深夜アニメのDVD全巻で幾ら突っ込むか考えれば、映画館の入場料なんてごく一部でしかないのは解るだろう。
こちらの
部数のデータが正しければ…えっと、プラス200万部? てことは、やはりザックリと純利益を一部100円として3億位で、まあ、それだけ本体が売れたならDVDの利益も赤字にはならないだろう。タイミング的に確定するのはもっと先だけど。
最悪本体の追加売上全部吐き出すくらいの覚悟があればどうにかなるかな?
あと、前述の通り映画というのは基本的に「興行」なんで、そーいうものの付け合せとして必然的にややこしいアレコレが絡むだけに色々とある。
角川グループは大映を傘下に置いているんで、そのへんはある程度どうにかなるだろうけどね。
トータルで言うと、それなりにリスキーではあるが勝算としては十分、というところか。
◇ 裏返してみる
で、ここでいつものように裏をひっくり返してみると、要するに勝算があるとはいえシャナを劇場版にするというリスクを侵すだけの理由があるということになる。
これについて、ライトノベル原作の大掛かりな「興行」の実績を作っておきたいというのがあるのではないかと狩田は考えている。
◇ 劇場版の先にあるもの
結論からいうと、一年アニメへのライトノベル原作の進出。多分、これに繋がる流れの一つがシャナ劇場版なんじゃないかと。
すごい単純な話、ライトノベルでは十巻オーバーのシリーズですら珍しくない。これをまともにアニメ化するとなるとどれくらいの期間が適当か? 当然一年はいる。
また、こういう長いシリーズを売り込む為の宣伝としてアニメ化を捉えると、どうせならばクール単位での細切れよりも一年くらいかけて全部アニメ化して、じっくりプロモーションしていくのが一つの理想だろう。
別の言い方をするとこうなる。
一クール13話のTV版「終わりのクロニクル」は誰もが嫌だと。
また、角川グループ全体に目を転じてみると、実は株価がヤバ目。去年の頭当たりを一つのピークにじりじりと下がっているのは
見ての通り。
株価というと投機、バクチのイメージが強いけれど、リンク先にあるのは長期的な株価の動きをグラフ化したもの。つまり、角川グループの現状に対する一般的な評価としての株価で、これがじりじりと下がっている。
ということは専門家ならば外から見ても解る程度に角川グループの状況が厳しくなりつつあるということ。ケツに火がついたほどではないにしても、もう少しで火が付くくらいの所には来ているわけだ。
そこで一つの打開策として、長期シリーズという「資産」をフルに生かすための一年アニメへの進出という選択肢があるんじゃないかな。
NHKでの「マ王」から今年の彩雲国物語、後には多分マスケティア・ルージュが控えているけど、「資産」の量からすると有効活用には程遠い。
そこで、大きな「興行」の実績を作ってより積極的に長期シリーズへの進出を図るといったシナリオがありうるんじゃないかと。
他にも富士見書房の分社化やプロダクションIGやバンダイビジュアルのトチ狂った株価からすると、打開策として市場評価の高いコンテンツビジネスっていうか萌え系っつーか、コイツを扱っている所をまとめて別グループ化して上場、株は保持して資産と市場の評価を増強という手に出てくる可能性もある。そのシナリオにおいても今の内に大きな興行の実績を作っておき、長期シリーズへの積極的な進出を図りたいだろう。
で、こういったシナリオの現れがシャナ劇場版であり、シャナ・プロジェクトだと。
だからその先として、もしかするとちょうど一年後の2007年春、日曜朝七時からTBS系列(この場合MBS系列?)で電撃か角川か富士見のライトノベル原作の一年ものシリーズが始まるかもしれない。
流石にBLOOD+の後番組が9Sだとか終わクロだというのはナシだと思う…多分。
まあ、Jポップの一流アーティストが入れ替わり立ち代りオープニングとエンディングを歌う「終わりのクロニクル」というのも別の意味でアレがナニだが。
9Sだと似合いすぎていて余計にイヤン(^^;
(2006/03/27 15:45:11 加筆修正)
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【Book】こんなCDを聞いた
◇
「あそびにいくヨ 1」(原作 神野オキナ イラスト 放電映像 )

(
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とりあえずエリス@川澄綾子のエロトーク分が足りな(殴)
エッチなのはいけないと思います。
作者がライナーノートで書いているとおり、確かに一昔前のあーるみたいな感じが濃く出ている。特にオープニング。なんか、そのまま「たたかうセンパイ」とか続いても違和感が無い。
あ゛ー、思い出すなぁ。狩田の秋葉原での初めての買い物。究極超人あーるのドラマカセットだったんだよねぇ。もちろん、沖縄ミュージックもはじめて触れたのは「あーる」のアルバム。
内容としてはほぼ原作の第一巻そのまま。ただ、中盤の部分はごっそり抜けてる。SF解説みたいなダレ場が混じっているんでしゃーないし、このあたりをボーナストラックの方に移した判断も適当だと思うけど、おかげで「騎央のフケツ」が丸ごとすっ飛んだのはちとイタイ(TT)
ここが逆に真奈美の時計の傷を指摘するシーンの厚みにつながっているからね。
で、そのあと、真奈美のところをアオイが尋ねるシーンもごっそりカットされているから…。
良かったのはやはりアオイの「マジ殺す」モードが能登ボイスで聞けたこと。能登ボイスって、変わり果てているけど本質的にはハスキーボイスなんで、凄みのあるキャラやらせるとものすごいはまる。
で、やっぱり難点としてはアシストロイド関連。あれはこぬりちゃん同様ビジュアルがあってナンボで音で表現するのはむずかしいし、やっぱり一番無理が出ているなー。
身も蓋もないいいかたになるけど、「ぺとぺとさん」をいきなりアニメ化した判断は非常に正しかったということで
追伸
主題歌の作曲より「身内を集めて歌わせる」方が先だと思いまーす(笑)
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